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プラグインは、WordPress サイトの Core Web Vitals を改善するための便利な解決策です。コーディングの知識がなくても、パフォーマンスを高め、サイトをより使いやすくできます。

Core Web Vitals のパフォーマンスと速度の最適化に最も効果的な、トップクラスの WordPress プラグインはどれでしょうか?この記事で取り上げたいのは、まさにその点です。以下では、サイトを Core Web Vitals に合わせて最適化するための、最も優れた WordPress プラグインを紹介します。それぞれの機能、強み、対象とする指標、どんな方に最も適しているかを取り上げます。

要点まとめ

1分しか時間がありませんか?知っておきたいポイントは次のとおりです。

✅ Core Web Vitals(LCP、INP、CLS)は、ウェブサイトにおける実際のユーザーエクスペリエンス、具体的には読み込み速度、インタラクティブ性、視覚的な安定性を測定します。Google の検索結果でのサイトのパフォーマンスに影響します。

✅ WordPress プラグインは、キャッシュ、コードの改善、読み込み処理の効率化、画像の最適化といった最適化を通じて、サイトの Core Web Vitals を改善する手助けができます。

✅ WP Rocket は、網羅的な機能、適切なデフォルト設定、初心者にやさしいインターフェースを1つの拡張機能にまとめているので、これだけで完結する選択肢です。最良の結果を得るには、Imagify のような画像最適化プラグインと組み合わせましょう。

Core Web Vitals とは(なぜ重要なのか?)

Core Web Vitals は、Google が2021年に導入したパフォーマンス指標です。ウェブページにおける実際のユーザーエクスペリエンス、具体的には読み込みパフォーマンス、ページのインタラクティブ性、視覚的な安定性を追跡します。これらの指標は検索順位に影響します。

現在の Core Web Vitals は次のとおりです。

  • Largest Contentful Paint(LCP):最も大きなコンテンツ要素(画像、動画、テキストブロックなど)が画面に表示されるまでの時間を測定します。良好な LCP のスコアは2.5秒以下です。
  • Interaction to Next Paint(INP):ウェブページが表示されている間を通して、ユーザーの操作(クリック、タップ、キーボード入力など)にページがどれだけ速く反応するかを追跡する指標です。合格ラインは200ミリ秒以下です。
  • Cumulative Layout Shift(CLS):ページの視覚的な安定性を示す指標です。予期しないレイアウトシフトを数値化します。ページの CLS は 0.1 以下に抑えましょう。

速度テストツール(PageSpeed Insights など)を使えば、サイトのスコアを確認できます。

Core Web Vitals の最適化に最も効果的な WordPress プラグイン

Core Web Vitals を改善する必要があるなら、どの WordPress プラグインが最も効果的でしょうか?ぜひ読み進めてください!

1. WP Rocket

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、WP Rocket

主な強み:網羅性、使いやすさ

おすすめの対象:すべてのユーザー

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP、CLS

WP Rocket は、オールインワンの WordPress パフォーマンスプラグインです。自動で適用される機能と任意で有効にできる機能の両方を幅広く備え、サイト全体の速度の最適化と Core Web Vitals への対策を行います。

主な機能

WP Rocket をサイトにインストールして有効化すると、次の改善がデフォルトで適用されます。

さらに、クリック1つで有効にできる追加機能も数多く備えています。

これらのオプションは、設定画面でいくつかのボックスにチェックを入れるだけで簡単に有効にできます。

WP Rocket のユーザーインターフェースの例:「ファイル最適化」の設定画面

最後に、Rocket Insights があります。GTmetrix を基盤とするパフォーマンスハブで、サイト全体とページ単位のパフォーマンススコアや指標を追跡できます。読み込み速度に何が影響しているかを把握するのに役立ち、パフォーマンスを改善するための具体的な WP Rocket の機能を提案してくれます。

Rocket Insights のパフォーマンス監視ハブ

このプラグインを検討する理由

WP Rocket が特に役立つ理由は、包括的なアプローチと初心者へのやさしさにあります。サイトで有効になった時点で、パフォーマンスのベストプラクティスの80%を適用します。さらに、Core Web Vitals のあらゆる指標に対処する機能と、その機能を管理するための使いやすいインターフェースを備えています。

あらゆるレベルのユーザーにおすすめのプラグインで、ほぼすべての WordPress サイトで動作します。

料金

WP Rocket は有料のみのプラグインです。1サイト用のライセンスは年額59 ドルです(最終的な価格は、お住まいの国や適用される税金によって異なる場合があります)。14日間の返金保証があるので、本格的に導入する前に試すことができます。

2. W3 Total Cache

W3 Total Cache

主な強み:キャッシュ

おすすめの対象:技術に詳しいユーザー

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP、CLS

W3 Total Cache は、数ある人気の WordPress キャッシュプラグインのひとつです。90万を超える WordPress サイトで稼働しています。

キャッシュはウェブサイトを高速化するための主要な仕組みのひとつで、キャッシュの種類もさまざまです。WordPress サイトの Core Web Vitals を改善することが目的なら、キャッシュはそのための主要な手段のひとつです。

主な機能

W3 Total Cache の無料版では、ウェブサイトのさまざまな部分に対して、ページ、ブラウザ、データベース、オブジェクト、CDN のキャッシュを有効にできます。さらに、次のこともできます。

  • HTML、CSS、JavaScript の最小化
  • 重要でない CSS と JavaScript の読み込みの延期
  • 画像の遅延読み込みと最適化
  • サイトと CDN の接続
  • WordPress の不要な機能(絵文字など)の無効化
  • サイトと PageSpeed Insights の接続

さらに多くの機能を備えた有料版もあり、たとえば次のような機能が含まれます。

残念ながら、W3 Total Cache のインターフェースは、圧倒されるほど複雑です。19個のメニュー項目で構成され、それぞれに専用の設定ページがあり、どのページも長く、専門的で、文字ばかりです。

W3 Total Cache のユーザーインターフェース

このプラグインを検討する理由

W3 Total Cache は幅広い機能を備えており、サイトの読み込み速度を大きく向上させることができます。実際、開発元は、プラグインを完全に設定すればサイト全体のパフォーマンスが10倍向上すると約束するほどの自信を見せています。

ただし、前述のとおり、そこに至るまでの使い勝手には改善の余地があります。セットアップガイドはあるものの、デフォルト設定や自動で適用される改善はほとんどありません。

料金

W3 Total Cache は WordPress のプラグインディレクトリで無料で入手できます。Pro プランは1サイトで年額99 ドルからです。上位プランでは、W3 Total Cache のチームがサイトにプラグインを無料でセットアップしてくれます。30日間の返金保証があります。

💡 W3 Total Cache と WP Rocket の比較をご覧ください。

3. NitroPack

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、NitroPack

主な強み:ユーザーフレンドリーな設計

おすすめの対象:ほとんどのユーザー

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP、CLS

次の候補は NitroPack です。インストール数は10万を超え、このリストのほかのプラグインと同様に、ウェブサイトのパフォーマンスに包括的に取り組みます。WordPress サイトの Core Web Vitals を3つとも改善できるよう手助けすると約束しています。

主な機能

NitroPack を使うには、サイトを同社のサービスに接続する必要があります。また、ほとんどの最適化は WordPress の管理画面ではなく、NitroPack のアカウントで管理します。

NitroPack のユーザーアカウント画面

このプラグインの無料プランには、次の機能があります。

  • キャッシュ(ページを事前にキャッシュするオプションを含む)
  • 外部リソースへの事前接続
  • コードの最小化
  • レンダリングを妨げるリソースの削除
  • CSS の結合とクリティカル CSS の生成
  • 読み込み順序の最適化
  • 画像と iframe の遅延読み込み
  • 画像のリサイズと最適化
  • 統合された CDN
  • font-display ルールによるフォントのレンダリングの最適化

有料プランでは、次のこともできます。

  • キャッシュの微調整
  • 重要でないリソースの読み込みの遅延
  • セルフホスト型の動画の遅延読み込み
  • アダプティブな画像サイズ調整(コンテナに合わせて画像を自動でリサイズ)
  • LCP 要素のプリロード
  • JavaScript の結合とスクリプトの読み込みの遅延
  • 未使用の CSS の削除
  • インタラクティブな要素の最適化
  • フォントの最適化(使われていないサブセットの削除など)
  • サイトからの NitroPack のブランド表示の削除

なお、すべての機能がすべてのプランで利用できるわけではありません。一部の機能は上位プラン限定です。

さらに、UI はすっきりしていて、初心者にもとても使いやすくなっています。たとえば、最適化するページをシンプルなトグルで選べます。

NitroPack のトグル

このプラグインを検討する理由

NitroPack の機能は網羅的で、適切なデフォルト設定も備えています。そのため、オンにした瞬間からウェブサイトのパフォーマンスが向上します。

少しわずらわしいのは、このプラグインを使うと WordPress 本来の環境から離れることになり、SaaS のソリューションに近い感覚になる点です。

また、有料プランには最適化されたページビューと CDN トラフィックに月間の上限があり、このリストのほかのプラグインと比べて割高です。

料金

NitroPack の無料プランには、月間1,000ページビューと 1 GB の CDN 帯域幅が含まれ、ウェブサイトにバッジが表示されます。

ウェブサイトのフッターに表示される NitroPack のブランド表示

有料プランは、1サイト向けの年間プランで月額7 ドルからです。このプランでは、月あたり8,000ページビューと 5 GB の CDN トラフィックを利用できます。

上位プランは月額18 ドル(40,000ページビュー、CDN 25 GB)と月額27.67 ドル(540,000ページビュー、最大3サイトで共有する CDN 帯域幅 270 GB)です。10サイトから利用できる制作会社向けのプランもあります。

14日間の返金保証があります。

💡WP Rocket と NitroPack の比較をご覧ください。

4. Autoptimize

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、Autoptimize

主な強み:多方面からのパフォーマンス改善

おすすめの対象:技術に精通したユーザー

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP

Autoptimize も WordPress のパフォーマンスプラグインです。WordPress のプラグインディレクトリでのインストール数は90万以上で、Core Web Vitals の最適化をいくつかの側面からカバーします。

主な機能

ほかにもありますが、Autoptimize でできることは次のとおりです。

  • CSS ファイルと JavaScript ファイルの集約、最小化、キャッシュ
  • クリティカル CSS のインライン化
  • 画像の最適化と遅延読み込み
  • Google Fonts の最適化
  • JavaScript の非同期読み込み

Autoptimize Pro もあり、さらに次の機能が加わります。

  • ページキャッシュ
  • 画像最適化と CDN の強化
  • クリティカル CSS ルールの自動化
  • アダプティブ画像
  • JavaScript、iframe、HTML、CSS の読み込みの遅延
  • CDN からの JavaScript と CSS の配信
  • サイト単位またはページ単位での、不要な JavaScript や CSS の削除

このプラグインを検討する理由

Autoptimize が人気なのには理由があります。バランスの取れた機能を備えており、WordPress サイトの Core Web Vitals を改善するためのさまざまな方法をユーザーに提供しています。

もう少し改善してほしいのは UI です。

Autoptimize の設定画面

インターフェースはかなり簡素で文字が多く、初心者のユーザーは気後れしてしまうかもしれません。また、デフォルト設定がほとんどないため、ほとんどの判断をユーザー自身が行う必要があります。

料金

Autoptimize は WordPress のプラグインディレクトリで無料で入手できます。Pro 版の1サイト用ライセンスは年額89 ドルで、初回契約者向けの42%割引が適用された価格です。販売は、返金ポリシーがかなり厳しいストアである Freemius を通じて行われています。

💡ちなみに、Autoptimize は WP Rocket と併用できます。

5. Asset CleanUp

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、Asset CleanUp

主な強み:ウェブサイトのアセット管理

おすすめの対象:個別に細かく制御したいサイト運営者

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP

Asset CleanUp も人気のあるプラグインで、インストール数は10万以上です。主な目的は、ウェブサイトのコードを最小限に抑え、レンダリングを妨げるリソースを除外し、HTTP リクエストを減らすために、不要な CSS と JavaScript を取り除く手助けをすることです。

主な機能

Asset CleanUp の主な機能は、ウェブサイトの各ページでどの CSS ファイルと JavaScript ファイルを読み込むかを制御することです。そのために、ページで読み込まれるアセットをスキャンし、不要なものを無効にするオプションを、WordPress のエディター内とプラグインの設定の両方で提供します。

WordPress のエディター内に表示される Asset CleanUp のオプション

さらに、次のこともできます。

  • CSS ファイルと JavaScript ファイル、ローカルフォント、Google Fonts のプリロード
  • Google Fonts の配信の改善
  • コードファイルの最小化と結合
  • CSS ファイルのインライン化と JavaScript の読み込みの延期
  • 絵文字や Dashicons などの WordPress の機能の無効化
  • ページの HTML コードの削減
  • クリティカルパス CSS の実行

残念ながら、Asset CleanUp のインターフェースは極めて文字が多く、オプションもたくさんあります。

Asset CleanUp の設定画面

各設定が何をするのかを理解し、どれを有効にするのが理にかなっていて、どれがそうでないかを判断するには、かなりの時間がかかります。

Pro 版もあり、さらに次のことができます。

  • アーカイブなど、追加のページでのアセットの読み込み解除
  • JavaScript の非同期読み込みまたは読み込みの延期
  • CSS ファイルと JavaScript ファイルを読み込むタイミングの制御
  • 画面サイズに応じたファイルの読み込み

このプラグインを検討する理由

Asset CleanUp は強力ですが、使い勝手には改善の余地があります。特に初心者にとっては、設定の多さと、それぞれの設定に付いている情報の量に圧倒されることがあります。

なお、このプラグインは、キャッシュのソリューションと組み合わせると最も効果を発揮すると自らのページで述べています。そのため、Core Web Vitals の改善に役立つ優れた選択肢ではありますが、単体では完結しません。

料金

Asset CleanUp Pro は、1年間のサポートとアップデートが付いた1サイト用ライセンスで49 ドルからです(更新時は30%オフ)。購入から30日以内であれば返金を受けられます。

6. Perfmatters

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、Perfmatters

主な強み:フロントエンドの最適化

おすすめの対象:初心者のユーザー

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP、CLS

Perfmatters はフロントエンドの最適化ツールで、主に WordPress サイトの訪問者から見える部分の改善に重点を置いています。不要なファイルやコードが読み込まれないようにして、ページをより速く表示させることを目的としています。

主な機能

Perfmatters には、次のような WordPress に組み込まれた機能を無効化または最適化するための設定が数多くあります。

  • 絵文字
  • Dashicons
  • XML-RPC
  • RSS フィード
  • 短縮リンク
  • WooCommerce のウィジェット
  • jQuery Migrate
  • WordPress REST API
  • グローバル CSS スタイル

その多くは小さな改善ですが、積み重なれば効いてきます。Perfmatters を使えば、これらを簡単に無効化したり変更したりできます。

Perfmatters の設定と UI

さらに、どの JavaScript ファイルを読み込むかをサイト全体またはページ単位で制御できるスクリプトマネージャーも備えています。データベースを最適化する機能もあり、次のオプションで Core Web Vitals をさらに改善します。

  • 画像、動画、iframe、CSS 背景の遅延読み込み
  • 重要な画像を遅延読み込みの対象から除外
  • 不足している画像サイズの追加(CLS の改善に役立ちます)
  • CDN への接続
  • Google Analytics と Google Fonts のローカルホスティング
  • アセットのプリロード
  • JavaScript の読み込みの延期と実行の遅延
  • 未使用の CSS の削除
  • CSS と JavaScript の最小化

このプラグインを検討する理由

Perfmatters は非常にしっかりした機能と、初心者にやさしいユーザーインターフェースを備えています。Core Web Vitals の3つの指標すべてを対象としていますが、単体で完結するソリューションではありません。プラグインの公式ホームページは、Perfmatters をキャッシュプラグインと併用することを推奨しています。

料金

このプラグインは有料のみです。1年間のサポートとアップグレードが付いた1サイト用のライセンスを29.95 ドルで購入でき、30日間の返金保証も付いています。

7. FlyingPress

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、FlyingPress

主な強み:使いやすさ

おすすめの対象:初心者、技術に詳しくないユーザー

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP、CLS

FlyingPress も、オールインワンで有料のみのプラグインです。WordPress サイトの Core Web Vitals すべてに対処するとうたっています。

主な機能

FlyingPress がウェブサイトのためにできることは次のとおりです。

  • ページキャッシュとキャッシュのプリロード(モバイル用の個別キャッシュのオプションあり)
  • 画像の最適化(AVIF/WebP への変換、圧縮)
  • 実環境での Core Web Vitals の追跡
  • 未使用の CSS の削除
  • JavaScript の読み込みの延期と実行の遅延
  • コードの最小化
  • 画像、HTML、動画などの遅延読み込み
  • 重要なリソースの優先順位付け
  • リンクのプリロード
  • Google Fonts の最適化
  • 不足している画像の height 属性と width 属性の追加
  • データベースの最適化
  • WordPress の不要な機能(絵文字など)の削除
  • CDN との連携

ユーザーインターフェースもすっきりしていて、初心者にやさしい作りです。ほとんどの機能は、WordPress の管理画面の中でシンプルなスイッチを使って有効化、無効化できます。

FlyingPress のユーザーインターフェース

このプラグインを検討する理由

FlyingPress は堅実な選択肢です。優れた機能を備えており、使いやすいプラグインです。また、適切なデフォルトのオプションも用意されているため、有効になった瞬間からウェブサイトに効果が現れます。

料金

FlyingPress の1サイト用ライセンスは年額59 ドルです。14日間の無料トライアルがあります。登録とキャンセルはいつでもでき、トライアルが終わるまでクレジットカードに請求されることはありません。

💡 FlyingPress と WP Rocket の比較をチェックしましょう。

8. Imagify

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、Imagify

主な強み:画像の最適化

おすすめの対象:ビジュアル要素の多いウェブサイト

対象となる Core Web Vitals:LCP、CLS

Imagify の役割は1つだけ、画像の最適化です。ウェブページの容量の大部分を占めるのはたいていビジュアルコンテンツなので、その読み込みを速くすることは、ウェブサイト全体のパフォーマンスの改善に大きく貢献します。

コンテンツの種類別のページ容量の中央値を示す Web Almanac 2022 のグラフ(画像、JS、CSS、HTML)

主な機能

Imagify は、品質を損なうことなく、ウェブサイト上の画像の容量をできるだけ小さくするための完全なソリューションです。そのための手段は次のとおりです。

  • 容量を節約できる WebP 形式と AVIF 形式へのビジュアルの変換
  • サイト上の画像の、より軽量な代替画像への自動置き換え
  • ロスレス圧縮
  • 大きな画像のリサイズ

Imagify は、サイトに新しい画像をアップロードしたときに、これらの処理を自動で実行できます。既存のビジュアルも、個別または一括で同じように最適化できます。

Imagify の一括最適化画面(最適化の概要とメディアファイルの一括最適化)

このプラグインを検討する理由

画像の最適化は、WordPress で Core Web Vitals を改善するうえで見落とされがちな要素です。Imagify はこのプロセスを自動化し、ウェブサイトの運営者にとって手軽なものにします。

料金

無料版では、月に 20 MB までの画像を処理できます。月 500 MB または無制限の帯域幅を含む有料プランは、年間プランでそれぞれ月額4.99 ドルと9.99 ドルです。

9. LiteSpeed Cache

Core Web Vitals の改善に役立つ WordPress プラグイン、LiteSpeed Cache

主な強み:WordPress と LiteSpeed のキャッシュエンジンの統合

おすすめの対象:LiteSpeed が有効なサーバーで動作する WordPress サイト

対象となる Core Web Vitals:LCP、INP、CLS

その名のとおり、LiteSpeed Cache はキャッシュプラグインとして始まりましたが、時間とともにパフォーマンス最適化の機能を追加してきました。LiteSpeed のキャッシュエンジンを搭載したサーバー上のウェブサイトで最も効果を発揮します。

主な機能

LiteSpeed Cache には、すべてのユーザーが使える機能と、LiteSpeed が有効なサイト専用の機能の2種類があります。

一般的な機能には、次のようなものがあります。

  • ページ、ブラウザ、オブジェクト、CDN のキャッシュへの対応
  • 画像の最適化と遅延読み込み(iframe にも対応)
  • CSS/JS の結合
  • CSS、JavaScript、HTML の最小化(インラインとサードパーティのものを含む)
  • CSS の非同期読み込み
  • クリティカル CSS の自動生成
  • JavaScript の読み込みの延期と実行の遅延
  • データベースのクリーナーとオプティマイザー
  • HTTP/2 プッシュと DNS プリフェッチ

なお、一部の機能を利用するには、サイトを外部サービスの QUIC.cloud に接続する必要があります。また、設定が多く、文字や専門用語だらけで、多くの判断をユーザーに任せるユーザーインターフェースを使いこなす必要もあります。

LiteSpeed Cache の設定画面

LiteSpeed サーバーでは、さらに次のメリットがあります。

  • 自動のページキャッシュとパージ
  • ログインユーザー向けのプライベートキャッシュ
  • WordPress REST API の呼び出しのキャッシュ
  • デスクトップ表示とモバイル表示の個別キャッシュ
  • 高度なキャッシュ管理(パージのスケジュール設定など)
  • スマートプリロードクローラー

このプラグインを検討する理由

LiteSpeed Cache は強力な機能を幅広く備えています。残念ながら、このリストによく見られる問題、つまりユーザーインターフェースが複雑すぎるという問題を抱えています。

その埋め合わせとして、LiteSpeed Cache にはパフォーマンス最適化のレベルを段階的に引き上げる、ワンクリックのプリセットが5つ用意されています。

LiteSpeed Cache のプリセット

特に初心者にはうれしい工夫で、デフォルトでは中間のプリセットが有効になっているため、すぐに効果が出ます。

料金

LiteSpeed Cache の WordPress プラグインは完全に無料で使えます。Pro 版もアップセルもありません。追加料金がかかる可能性があるのは、画像の最適化、CDN の利用、その他の外部サービスの月間の割り当てを超えた場合だけです。

Core Web Vitals の最適化に役立つ主要な WordPress プラグインの比較

プラグイン主な機能対象となる Core Web Vitalsメリットデメリット料金
WP Rocketキャッシュ、コードと画像の最適化、遅延読み込みと遅延レンダリング、パフォーマンスの監視LCP、INP、CLS初心者にやさしい、包括的、自動で改善有料のみ(無料版なし)年額59 ドル(1サイト)
W3 Total Cache複数の種類のキャッシュとコードの最適化、画像の遅延読み込み、WordPress の不要な機能の削除LCP、INP、CLS幅広い機能オプションの多い複雑な UI無料(有料版は年額99 ドルから)
NitroPackキャッシュ、事前接続、コードと読み込み順序の改善、フォントと画像の最適化LCP、INP、CLS網羅的な機能、適切なデフォルト設定、初心者にやさしい UIWordPress の外で管理、最適化に月間のトラフィック上限1,000ページビューと CDN 1 GB の無料プラン(有料は月額7 ドルから)
AutoptimizeCSS/JS の集約と最小化、画像の最適化と遅延読み込み、Google Fonts の最適化LCP、INP機能が豊富、強力な最適化文字の多い UI、デフォルト設定が少ない無料(有料版は年額89 ドルから)
Asset CleanUp未使用の CSS/JS の無効化、アセットのプリロード、コードの最小化と結合、クリティカル CSSLCP、INPきめ細かい制御、HTTP リクエストの削減、キャッシュプラグインと併用可能非常に文字の多い UI、習得に時間がかかる無料(Pro は年額49 ドルから)
PerfmattersWordPress の不要な機能の無効化、スクリプトマネージャー、遅延読み込み、CDN、フォントとアクセス解析のローカル化、不足している画像サイズの追加LCP、INP、CLS使いやすい UI有料のみ、キャッシュプラグインとの併用を推奨年額29.95 ドル(1サイト)
FlyingPressキャッシュ、画像の最適化、実環境での CWV の追跡、コードの改善、WordPress の不要な機能の削除LCP、INP、CLS網羅的な機能、初心者にやさしい UI、適切なデフォルト設定有料のみ、無料版なし年額59 ドル(1サイト)
ImagifyWebP/AVIF への画像の変換、ロスレス圧縮、一括最適化、自動リサイズLCP自動化、高品質、画像の容量を大幅に削減無料枠が限られている無料(月 20 MB)、有料は月額4.99 ドルから(年間プラン)
LiteSpeed Cache複数の種類のキャッシュ、画像とコードの最適化、データベースクリーナー、LiteSpeed サーバー向けの追加の改善LCP、INP、CLS幅広い機能、ワンクリックのプリセット複雑で文字や専門用語の多い UI、一部の機能に外部サービスへの接続が必要無料(Pro 版なし)

ケーススタディ:WordPress プラグインによる Core Web Vitals への取り組み

適切なプラグインが WordPress サイトの Core Web Vitals にどれほどの影響を与えうるかを検証するため、デフォルトのテーマ、いくつかの標準的なプラグイン、少しのダミーコンテンツを入れたデモサイトを用意しました。最初の PageSpeed Insights の計測結果は次のとおりです。

Core Web Vitals のテストの初回結果

このサイトには実際のトラフィックがないため、計測できるのは LCP と CLS だけです。特に LCP には改善の余地があります。

改善のために、WP Rocket をインストールして有効化し、あわせて次の機能を有効にしました。

  • 未使用 CSS 削除
  • JavaScript 遅延読込と JavaScript の実行遅延
  • 画像と動画の遅延読み込み
  • 不足している画像サイズの追加
  • Preload fonts

再テストすると、PageSpeed Insights の値は次のようになりました。

最適化後のウェブサイトの Core Web Vitals のテスト結果

LCP と CLS がどちらも大幅に改善しただけでなく、ほかのパフォーマンス指標もすべて向上しました。しかも、実装にかかった時間は文字どおり3分でした。WP Rocket を使う前と使った後のテスト結果を比較すると、次のとおりです。

項目導入前導入後
モバイルのパフォーマンススコア7096
First Contentful Paint2.9秒1.0秒
Largest Contentful Paint4.4秒2.6秒
Cumulative Layout Shift0.040.003
Speed Index3.3秒1.9秒

よくある質問

最後に、このテーマに関するよくある質問をいくつか見ていきましょう。

どうすればサイトの Core Web Vitals を計測できますか?

ラボデータと実際のユーザーのデータを確認するには、Google の PageSpeed Insights を使いましょう。GTmetrix や WebPageTest などのほかのツールでも、Core Web Vitals の指標を確認できます。

WordPress プラグインは、Core Web Vitals のスコアの改善にどう役立ちますか?

プラグインは、キャッシュ、画像の圧縮、遅延読み込み、コードの最小化といった最適化を自動化します。特定の指標に狙いを定めやすくなり、作業もより速く簡単になります。

Core Web Vitals の LCP、INP、CLS の改善には、それぞれどの WordPress プラグインが最適ですか?

WP Rocket は、Core Web Vitals の3つの指標すべてを改善する機能を、初心者にやさしい1つのプラグインにまとめた優れたオールインワンソリューションです。

パフォーマンスプラグインを選ぶときは、どこに注目すればよいでしょうか?

サイトで最も弱い指標に対処できるプラグインを優先しましょう。使いやすさ、お使いの環境との互換性、サイトの弱点を補う機能を確認しましょう。

選んだプラグインが効果を発揮しているかどうかは、どうすれば判断できますか?

インストールの前と後に、PageSpeed Insights または GTmetrix でサイトをテストし直しましょう。Google Search Console の Core Web Vitals レポートで、実際のユーザーのデータを監視します。LCP、INP、CLS のスコアが改善しているかを確認しましょう。

適切な WordPress プラグインで Core Web Vitals を改善しましょう

サイトの Core Web Vitals の最適化は、複雑である必要はありません。プラグインを使えば、コードを1行も触ることなく、速度、インタラクティブ性、視覚的な安定性の改善を自動化できます。

まずはページをテストして、何が必要なのかを把握しましょう。そうすれば、サイトに合ったソリューションを選びやすくなります。

Core Web Vitals の指標にひとつ残らず対処するプラグインをお探しなら、WP Rocket を選びましょう。クラス最高のデフォルト設定と初心者にやさしいインターフェースにより、サイトのユーザーエクスペリエンスを手軽かつ簡単に最適化できます。WP Rocket を14日間リスクなしでお試しください!


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